〜unique(ユニーク):他に類を見ないさま。独特なさま〜
7月の梅雨明けと共に完成したこの住宅をご覧になった方々は、こう思うかも知れない〜『ユニーク』だねと。
外観は2種類のサイディングを使用している。一見するとコンクリートの打放しと勘違いするデザイン。一方でアクセントに木目調を採用。素材は同じでも有機質と無機質の表情を演出している。
玄関を開けて中に入れば廊下スペースに腰下のFIX窓(はめごろし窓)がある。膝を落として覗いてみれば車庫が見渡せ、開放的に感じる事だろう。
リビングルームは2階に配置。3階建て住宅で、さらに屋上への階段もある。
階段室の入口にあるカーテンによってリビングルームの保温性を保つ工夫がしてある。『なるほど!』と思わず納得する。
各部屋の内装はクロス張り。壁と天井を張り分けていてコンクリート打放し模様や黒竹模様等、それぞれの部屋に独持性がある。
思わず上を見上げてしまうのは、外が薄曇りの天気にも関わらずこの家の天井(空)は、いつも晴れ渡っているからだろう。
日本の多くの住宅においてシンプルなデザインが圧倒的に多い。それは飽きがくる事無く、すなわち心の落ち着きや安定をもたらすものだと考えられる。
一方で海外の住宅では、個性的で遊び心があったりする。海外の住宅雑誌をみて新鮮に思えるのは自由な発想と異なる感性に感動するからではないだろうか。
内装のクロス選びに迷っている方にはとても参考になる『家』です。