今回はユニットバスのお話。一般の住宅において、在来型のお風呂からユニットバスに移り変わって来たのは15年ほど前から。当時一戸建てを新築する場合、在来型の方がコスト的に安く、建て売り住宅では現在では当たり前なことですが『ユニットバスを採用』なんて事をセールスポイントにするほどでした。
その後、量産されるとともにコストもかなり安くなり、現在の型に進化している。
そもそも、なぜこんなにまで普及してきたのか?それは、水を使う空間を工場にてユニット化され、水漏れのトラブルが大幅に減少した。そしてお手入れのしやすさ。在来の風呂では壁材はほとんどがタイル貼りであるため、目地にこびりつく汚れや、黒ずんだカビが目立ち掃除が大変でした。しかし、その反面、デザインが単調なことや、柱と柱の内側に壁を作るため在来の風呂場より一回り狭くなること等マイナス面もある。どのメーカーも壁の柄や浴槽に可能な限りのデザインを持たせたりしたが、限られたスペースと工場製品のためか、どの商品も似たような感じで、どこのメーカーなのかは特定できないものが実に多かった。
さて、前置きが長くなりましたが、今回紹介するユニットバスは3メーカーの3シリーズ。システムキッチン同様ユニットバスも機能を充実させて来た結果、名称も『システムバス』と近頃では呼んでいる。
1つ目はTOTOの『フローピアシリーズ』
http://www.toto.co.jp/products/bath/synla/
特徴はなんと言っても魔法瓶浴槽。外気温が0度の条件において、4時間でマイナス1度しか浴槽の湯温度が下がらないという優れもの。翌朝の暖かさに驚くことでしょう。また水栓金物の質はすごく良い。さらに、ユニット空間の広さは業界一。
2つ目は松下電工の『i-Uシリーズ』
http://sumai.panasonic.jp/bathroom/
電気メーカーとしてもメジャーで、ジェットバスの機能については本家なだけに得意なもの。『ゲンキ欲さすり湯』『ぽっかぽか美泡湯』は是非一度ためしてみたいという欲望に駆られます。
最後にご紹介するのはヤマハの『ビュートシリーズ』
http://www.toclas.co.jp/bathroom/beaut/
ミストサウナを業界で初めて取り入れて以来、音響と光をマッチさせたリラクゼーション。ミストサウナってなに?と言うことで実際に『試し湯』してきました。その感動は次回に続く。