４月のある日。ヤマハの営業の方に『試し湯』に誘われ、（えっ？ショウルームでお風呂に入るの？）という戸惑いを感じつつ好奇心から快諾をしてしまいました。お目当てはミストサウナ。どうせ入るならその後のことを考えると、仕事にならなくなるだろうから、夕方にアポイントを取り、実際に立川のヤマハリビングテック（株）多摩ショウルームに行ってみました。平日の夕方なのでショウルーム自体の営業は終わっていましたが、アポイントのある私たちをスタッフの方達はすぐに中へ案内してくれました。まず、最近リニューアルしたショウルーム内を見学。使い勝手も洗練され、キッチンを選ぶ際にはカウンターの高さの高低を体感出来たり、水栓金物やガス台、IHクッキングヒーター等は横並びになっているから比較検討し易くなっていました。

ところで肝心の試し湯は・・・（ひょっとしてこのショウルームの中で入ってしまう訳？）と辺りを見回しても展示してあるシステムバス以外は無さそうだけど・・。するとスタッフの方が『それでは行きましょう。こちらへどうぞ』とついて行くとまず一旦外に出て、建物の裏側に案内された。

そこにはモデルハウスを思わせる立派な玄関ドアがある。
　中に入るとホームシアターを備えた小さなラウンジが中心にあり、その両側に１坪タイプと１．２５坪タイプのシステムバスが配置してある。当日は谷村工務店（リンクしてます）の谷村社長にもお付き合い願い、私は自宅と同じ１坪タイプに入ることにした。
ジェットバスやミストサウナ、そして独自の光と音のヒーリングシステムの説明を受けた後、実際に風呂にはいってみた。
早速ミストサウナのスイッチをオンにした。給湯温度は５０度に設定してある。
ちなみにシャワーを使用しても水栓にサーモスタットが付いているので熱湯が出ることは無い。２〜３分すると室内は霧状のミストに包まれる。作動音が幾分うるさいのが少し気になった。さらにスイッチを端から押していくと、ジェットバスそして主照明が消え、スポットライトが点灯し浴槽の水の影を壁に映しだす。そしてヤマハサウンドシステムからジャズが鳴り出した。
（お〜すげぇ！）
それにしてもジェットバスとミストを同時使用するとその音だけは凄まじく、どちらか１つだけの作動がオススメだろう。浴槽の縁に腰掛ければ、そこはミストサウナ室となる。１０分もすると、体中から発汗しているのかミストのせいなのか、とにかく全身ビッショリである。ちなみに浴槽に付いている水栓金物はデザインがすばらしい。平たく絞った口先からの水の落方がとても気に入ってしまった。

３０分後、普段着ることの無い備え付けのバスローブを着てみるものの、汗はなかなか引くことがない。すでに谷村社長は風呂から上がっていて、顔を会わせるなりお互い表情はニンマリしていた。ラウンジではソファに座り、ヤマハのサラウンドシステムを体感しながら冷蔵庫内のミネラルウォータをゴクゴク飲む事ができる。部屋の壁は珪藻土による塗り壁で部屋の空気自体も心地良い。
やっぱり夕方で良かった。こんなにリラックスしてしまうと仕事モードはオフにするべきだ。１時間後、スタッフが来てこう尋ねた『いかがでしたか？』
評論家ではないので気の利いた言葉は出てこない。ただ一言。『最高だ！』
これで冷蔵庫に入っていたのがビールだったらな〜。

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きっと誰かに話したくなりますよ。この気持ちよさはね。